diary

コロナ禍の花嫁

こんな情勢なので、なかなか書く気にもならず、だいぶ時間が経ってしまいましたが…

結婚して約1年半。4月25日にようやく式を挙げました。

昨年の7月に式場を決めてから、3月に予定していた式を一度延期し、準備に準備を重ねてきた結婚式でした。

しかし式の2週間前…大阪の感染者数が1000人を超え、急遽、親族のみの挙式に変更。親しい友人・知人を招き、総勢50名で予定していた式を、13名で行うことにしました。

ここまで準備してきたのに、本当に悔しかったし、悲しかった。

結婚式って、両親への感謝のカタチだと思っていたけれど、そうではなかったんですね。それ以上に、いままでお世話になった人たちへの思いもたくさんこめられたものだったのだと、みなさんへのお断りの連絡を終えた瞬間、本当に深く痛感しました。

それにわたしは東京から淡路島へ単身で移住し、旦那さんをはじめ、淡路島で多くのご縁をいただきました。支えてくれた方たちにも「ちゃんと幸せになりました」という姿を見てもらいたかったし、一緒に喜び合いたかった。

それが叶わない悔しさと、“この状況で本当にできるのか”という不安で、当日まで体調もメンタルもとにかく絶不調でした。

当日はまさかの3度目の緊急事態宣言初日。中止することも考えましたが、ここまでの道のりと3桁を越えるキャンセル料を思うと、止められませんでした。“こんなときに式なんて挙げてごめんなさい”と複雑な心境のまま旦那さんと式場へ向かいましたが、

久々に会う両親と兄夫婦の顔を見た瞬間、不安は一気に安心に変わり…

お天気にもめちゃくちゃ恵まれ、親族だけでの式を行うことができました。

千葉県から車で来てくれた家族には、感謝してもしきれません。

広ーい会場に申し訳ないくらい、ガラガラの結婚式。

それでもスタッフや司会者のみなさんが、丁寧に心を込めて、わたしたちの式を作ってくださいました。

おかげで両親や親族たちも、コロナ禍ということを忘れるくらい楽しそうで、ある意味、一生忘れられない特別な式になったと思います。

それに普通だったら“花嫁と花婿は忙しくて食事なんてできない”って聞くけど、それもゆっくり堪能することができました。笑

去年のいまごろは、「新婚夫婦が式を延期している」と聞いてもピンとこなかったし、まさか自分たちも同じ思いをするなんて夢にも思わなかった。自分がコロナ禍の花嫁になるなんて思わなかった。

だけどうちは両親の顔合わせもできていなかったので、そういう意味でも逆に親族だけで行ってよかったのかもしれない…なんていまさらながらそう思います。

改めて、ご参列いただく予定だった方々に…

このたびは、たくさんのお祝いや激励の言葉をいただき、本当にありがとうございました。まだまだ未熟な二人ですが、今後ともご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

これからも夫婦二人で、わたしたちらしい、笑顔溢れる楽しい家庭を築いて参ります。

そして…世界中のコロナ禍の花嫁たちに幸あれ!!

「紡ぎ屋」の藤本沙紀です。2017年3月に東京から淡路島へ移住し、フリーライター・制作ディレクターとして活動しています。