diary

誕生日の尊さを知る。

先日、31歳になりました。

はじめて自分の誕生日を忘れるくらい、目まぐるしい日々。

去年は息子がまだお腹の中にいたのに、今年はこの世に存在し、一緒に祝ってもらうという不思議。

そして毎年欠かさず、誰よりも早く送られてくる、母からの「誕生日おめでとう」のメッセージ。

親になってはじめて、子供が生まれた日の尊さを感じる。

親にとって、子供はいつまでも子供。

わたしもこれから、息子の誕生日がくるたびに、この子を産んだ日のことを思い出し、目頭を熱くさせるのだろう。

ママ、わたしを生んでくれてありがとう。

わたしを生んでくれたから、わたしも息子という宝物に出会うことができました。

本当にありがとう。

息子はケーキの上に灯るろうそくの火を不思議そうに眺めていた。

今回は、生クリームを落としたいちごとメロンだけだったけど、

1歳になるお誕生日には、もう少し一緒に食べられるといいね。

はじめて過ごす家族3人での誕生日は、いままで経験したことのない幸福感に満ち溢れていた。

「紡ぎ屋」の藤本沙紀です。2017年3月に東京から淡路島へ移住し、フリーライター・制作ディレクターとして活動しています。2020年に島の男性と結婚し、2022年には第一子を出産。ワーママとして日々、奮闘中。