diary

アデノウイルス闘病記(母のマイコプラズマを添えて)

こんにちは、母です。

以前のブログで保育所の洗礼を受けているお話をしましたが、あれからわたしの体調も5月上旬にやっと落ち着き、

あー、ようやく平穏な日々が訪れた…( ˘ω˘ )

と思えていたのは、たったの10日間。

あれは親子遠足当日のことでした。金曜の朝4時、すり寄ってきた息子を抱き寄せると、熱い…(@_@)

熱を測ってみると、なんと38.5℃!息子、人生初の高熱!!

寒暖差の激しい日が続いていたし、軽い鼻水や咳の症状もあったので、風邪か?💦と、念のため病院へ。保育所でRSが出ていたので検査をするも、陰性。

先生「まぁ、風邪ですかねー」

ですよねー(T_T)

てことで『週末ゆっくり過ごせば治るかな』と、このときはまだ軽い気持ちで考えていました。

お昼寝中、寝室を覗くとシナぷしゅがこっちを見てきた。

案の定、夕方には37℃代前半までに下がり『おっしゃー!( `ー´)ノ月曜からまた保育所じゃー!(∩´∀`)∩』と喜んでいたのも束の間、日曜の夕方に熱を測ると37.8℃に。(=_=)え?

翌朝月曜日には、38.5℃まで上がり保育所をお休み。午前中は仕事が入っていたので、午後診でまた病院へ行くことにして、ひとまず息子を義母に預けました。そしてお昼、仕事から戻り熱を測ってみると、なんと39.2℃に。

焦って人生初の坐薬を素手でin\(゜ロ\)(/ロ゜)/

そのあと、病院で血液検査をしてもらいましたが特に何も引っかからず…

先生いわく「子供の熱の半分は原因不明のことが多い」そうで、まぁ鼻風邪なのかなと様子を見ることに。

しかし翌日にかけても熱が引かず、坐薬を入れても3~4時間後にはまた39℃代まで上がっていき、次の坐薬を待っていられない状況に。(坐薬は6時間おきに投与しなければいけません) 次第に40℃を越え、これは本当にただの風邪なのか?と疑問に思い、もう一度受診することに。

先生「あー、のどが真っ白やねぇ。これはアデノウイルスかもしれないな」

検査から2分後…

先生「〇〇(息子の名前)くーん!

はいー!!

先生「〇〇くん、アデノウイルスでした!」(まだわたし席にもついてない)

それからアデノウイルスについての説明を受け、高熱でホッカホカの息子を抱えて帰宅。

■アデノウイルスとは?
アデノウイルスは別名「プール熱」とも呼ばれ、プールに潜伏していることが多い、夏風邪。しかしウイルスはプールに限らずどこにでも存在し、その症状はバラバラ。息子のようにのどにくる子もいれば、結膜炎や目やになど、目にきてしまう子、そして耳にくる子もいるそうです。
そして、アデノウイルスの潜伏期間は1週間。高熱が出ることもあり、5日間前後で落ち着いてくるとのこと。特にウイルスに効く特効薬もないので、5日間、耐え忍ぶしかないそうです。

息子の場合はしっかり5日間、40℃が続き、坐薬坐薬坐薬…の日々でした。まさにイタチごっこ!!息子も坐薬を嫌がり、おむつを脱がされるたびにギャン泣きするようになりました。(そりゃそうよな😢)

しかも息子がアデノウイルスの診断を受けると同時に、旦那さんも体調を崩して戦力外になり(アデノではなく、日ごろの体調管理を怠った結果の体調不良←腹立ちすぎて深夜に夫婦喧嘩も勃発)

顔を洗う隙も服を着替える隙も無かった…

高熱期間中、息子はすこぶる機嫌が悪く、常に抱っこ抱っこで、家の中ではずっと抱っこ紐で生活をしていました。11キロの息子を抱えながらのひとりでの看病生活は、正直、新生児期より大変でした。

一人で眠ることもできなくなり、お昼寝も抱えたまま。夜もわたしの上でしか寝なくなりました。(降ろそうとするとすぐに泣く)

腕は痺れ、胸は圧迫され、腰も痛くて休まらず、息子が起きるまで動けない…

息子の場合、のどが真っ白=のどが痛いようで、食事もあまり摂れなくなり、最終的に1キロも痩せてしまいました😢(子供の1キロって大きいよね?)

わたしも仕事の予定があったので『なんとなくこの流れはヤバいかもしれない…』と母親の直感が働き、このときには千葉の父に応援を頼んでいました。(これが大正解でした)

しかし父が到着後も、息子は基本的にわたしじゃないとイヤイヤ!となってしまい、せっかく父を呼んだにも関わらず、最低限の子守しか頼めず…(その代わり、家事や食事面のサポートはしてもらいました)

次第に、わたしの疲労とストレスもピークに(@_@)

しょっぱなから戦力外で何もしてもらえない旦那さんへのストレスと、すでに1週間以上続いている看病疲労、寝不足がたたり、とうとうわたしも咳が出るようになり、ついに39℃の発熱。

幸い、父がいてくれたおかげで病院へ連れて行ってもらうことができました。コロナ、インフル、アデノ、血液検査、尿検査のフルコースを受けて、ついた診断名はマイコプラズマ。

しかしタイミングよく、息子は高熱から5日目を迎え、熱も37℃代まで引き、機嫌を取り戻しはじめたころでした。

ひとりで大好きなしまじろうを見れるまでに。

本当に頑張った、良く持ち堪えた、わたし!!( ;∀;) 過去最高に頑張った!!

そしてマイコプラズマとすぐに分かったおかげで薬が集中的に効き、熱は1日で下がり、咳も3日ほどで回復傾向に。

息子も最初の発熱から12日目にようやく保育所復帰することができました。

その後、高熱が続いたおかげで中耳炎にもなりましたが、それも大したことなく。

どうかまたしばらくは、元気に保育所生活を送ってほしい…🤣と、願わずにはいられないアデノウイルス闘病生活でした。母、軽くトラウマw

最後に、今回の闘病で学んだことをまとめます。ウイルスによる闘病経験のないママさんの参考になれば幸いです。

<病院を受診するタイミングについて>
RSウイルスなどにも共通することですが、発熱後、すぐに病院を受診しても、診断が出ないことが多いようです。(コロナなどと一緒で、今日は陰性でも、明日は陽性判定が出たりする場合が多いそう)母親の勘にはなりますが、発熱後は慌てず1~2日ほど様子を見てから受診し、検査をしてもらうほうが効率は良さそうです。

<坐薬について>
坐薬は6時間おきに投与するのが基本ですが、今回の息子のように6時間も持たない場合、40℃の身体をそのまま放っておくのは危険なので、うなじや脇、鼠径部(太ももの付け根)あたりを冷やし、脱水症状にならないようしっかりと水分補給をさせることが大事です。

<食事について>
うんちが緩い場合は、消化にいいおかゆなどで様子を見ます。高熱が続いたり、のどの痛みがある場合は口当たりの良いお豆腐、ゼリー、すりおろしたフルーツなどがオススメ。いちばん食事が摂りやすいのは、坐薬で熱が下がったタイミングです。

<飲み物について>
お水やお茶、ミルクを基本とし、高熱で食欲がない場合は経口補水液(赤ちゃん用のポカリやアクアライトなど)を飲ませ、糖分を摂取させます。※我が家でもビーンスタークから出ている赤ちゃん用のポカリスエットをずっと飲ませていました。

<入浴について>
基本的に熱があるときはたくさん汗をかくので、こまめに着替えさせ、濡らしたタオルなどで身体を拭き、入浴は控えます。頭も汗でびしょびしょになりますが、熱の峠を越えるまで、シャワーも控えた方が良いです。(と言いながら、3日目あたりにはあまりにも髪の毛がギトギトだったので、坐薬で熱が落ち着いているタイミングでさっとシャワーで洗いました。笑 それも全て、母の判断でいいと思います)

ちなみに今回、息子は1歳2ヶ月での発症でした。

闘病中、普段は大食いの息子がほとんど食べられなくなっている姿を見ると、母としてはかなり心配になるもので、とにかく息子が食べられるものを与えていました。

結果的に、なぜか「かにぱん」がヒットし、かにぱんだけはよく食べていました。笑

かにぱん様様!!


一応、まだ1歳2ヶ月なので食事面(添加物とかそのへん)には気を遣っていましたが、正直、こういう事態になると途端にどーでもよくなってしまうんですよね。笑

とにかく何か食べさせなきゃ!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)という気持ちの方が勝るというか。

もちろん、食べたくないときは無理に食べさせる必要もなく、子供の身体の反応に従うのがいちばんですが…。

ただ、そんな母親としての変化にちょっと笑ってしまったという話でした。

ウイルスをもらうと本当に大変だけど、その分、身体は強くなっていると思って、これからも起こるであろう洗礼に立ち向かおうと思います!

世のお母さんたち、今日も本当におつかれさまです!!

「紡ぎ屋」の藤本沙紀です。2017年3月に東京から淡路島へ移住し、フリーライター・制作ディレクターとして活動しています。2020年に島の男性と結婚し、2022年には第一子を出産。ワーママとして日々、奮闘中。