diary

年の瀬に想うこと。

気付けば今年もあと4日。

今年は何かしたんだっけ?

何もしてないような、でも、とてつもなく色んなことを成し遂げたような…

子育てしかしていないけど、とにかく子育てをした。

死ぬ気でこの子を産み、死ぬ気で10ヶ月間、育て上げた。

おかげでこの間、こんなお褒めの言葉をもらった。

「人見知りもせずこれだけニコニコしているのは、お母さんの心が安定して育てられている証拠ね」

息子はほとんど人見知りをしない。(いまのとこ)

親のわたしでも驚くほどに、初対面の人でも、ニコニコと笑顔を向けることができる。

わたしとは違って、とても愛想のいい子だ。

そんな息子を見ていると、産後は色々あったけど、してきた子育てに関してははなまるだったんじゃないかと自信をもらえる。

何を思ってわたしたち夫婦の元に生まれてきれくれたのか、どうしてわたしだったのか…

この子が喋れるようになったら、すぐにでも聞いてみたい。

この子が生まれて間もなく、想うことは無限に広がった。

「家族ってなんだろう」「夫婦ってなんだろう」…

答えのない理想を造りあげていく人生が、これほどまでに苦しいものだとは。

これまで得意としていた人生のあらゆる選択が、これほどまでに難しくなるものだとは。

子供を持つとは、簡単ではない。

だからどうか。わたしにできるすべての選択が、これからもこの笑顔を守るためのものでありますように…。

「紡ぎ屋」の藤本沙紀です。2017年3月に東京から淡路島へ移住し、フリーライター・制作ディレクターとして活動しています。2020年に島の男性と結婚し、2022年には第一子を出産。ワーママとして日々、奮闘中。